腕の良い経営者は在庫を抱えないように工夫を凝らしています。
在庫が多すぎるとコストがかさみますし、在庫が少なすぎると売れる機会を逃してしまいます。
そのため売れる適正な量を見極めなければなりませんが、どんなに工夫しても大量の売れ残りが出ることもあります。
近年ではコロナの影響で巣ごもり生活の人が増え、店舗に足を運んで買い物をすることが減りました。
そのため大量の商品を仕入れたものの、売り切れずに次の年には大量の在庫を抱えてしまうこともあります。
この記事では在庫処分の方法や買取業者についてまとめています。
大量の在庫を処分するには次の方法があります。
・捨てる/寄付する
・安値で売る
・在庫買取業者を利用する
店頭で売れ残った商品は倉庫の中で保管されます。
保管する期間が長引けば、商品が壊れたり色褪せてしまい売り物にはなりません。
また倉庫のスペースを取られるため、新しい商品を購入できなくなります。
そのためせっかく仕入れた商品を処分するのは気が引けますが、不要な在庫は処分して売れる商品だけを残すようにしましょう。
一括で大量の在庫を処分する場合、廃棄処分を選びがちです。
弊社では廃棄処分を選択されるより、寄付をおすすめしております。
一括で処分でき、SDGsの観点から資源循環させない『廃棄』を行うことは企業イメージを損ねるリスクがあります。
弊社にお任せいただければ、海外・国内での寄付を迅速に行います。
たとえ売れ残った商品であっても、セールを開催して定価より安い値段で売れば、在庫を減らすことができ、いくらかの現金も手に入ります。
しかし値段の付け方が微妙で、あまりにも安い値段に設定すると、大量の売れ残り商品を扱っていると思われ、お店に対するイメージも悪くなります。
さらに頻繁にセールを行うと商品のブランド価値も下がってしまうため注意が必要です。
セールを開催する時間がない時や、セールでも捌ききれないほどの在庫を抱えていると、新しい商品を仕入れることが出来なくなります。
そんな時には弊社のような法人向けの在庫買取業者を利用すると良いでしょう。
在庫買取業者は商品の状態を確認して売り物になる商品には値段を付けて、売り物にならなければ寄付の提案をしてくれます。
もし商品の保存状態が良ければ、想定していたよりも高値で売れるかもしれません。
まずは在庫として抱えている商品の種類や具体的な量を業者に伝えます。
もし在庫商品のカタログや写真がある時には業者にメールで添付すれば、作業がよりスムーズになります。
連絡してからは日を改めて業者に実際に見に来てもらうようにしましょう。
業者が商品査定して倉庫の中の処分すべき物と売れる価値があるものを仕分けてリストを作り、見積もりを出してくれます。
見積もり価格に納得したら作業が始まります。
在庫買い取り業者に買取ってもらう時には、以下の三つのことが重要です。
・なるべく早いうちに依頼する
・説明書や保証書をつける
・同じ商品をまとめて売る
長期間倉庫の中に保管しておくと劣化が進み、商品としての価値が下がってしまいます。
また時間が経つにつれて、商品の色や形も流行から大きく遅れてしまうので、在庫に商品としての価値が残っている間に売りに出すと良いでしょう。
説明書や保証書が付いていればその商品の価値がより明確に伝わるため、買取価格が上がることもあります。
説明書・保証書がない場合はご相談ください。
商品を一つ一つ単品で売るよりも、同じ商品や似たような形の商品をまとめてセットで売れば、一つ当たりの買取価格が上がります。
また一度に大量の在庫を減らすことができるので、倉庫のスペースも空き、新しい商品を仕入れ安くなります。
コロナの関係で不景気になり、在庫を抱える会社が増えたため、在庫買取業者の新規参入は増えています。
しかし、大量ロットに対応できない業者が多く、高値で販売できそうな商品だけを買い取ろうとする業者が存在しますので、注意が必要です。
中にはメールで連絡をした時には高い金額を提示しても、実際に査定する時になると、文句をつけて安く買い叩く業者もいます。
より高い値段で在庫を処分できるように、在庫買取業者を選別する必要があります。
どの買取業者に依頼するかを見極める助けとして、業者の口コミや利用者の感想をチェックしてみましょう。
あまりにも良い口コミばかりだと、サクラの可能性もあるので、あえて悪い評価を見るのも一つの方法です。
これまでの買取実績にも注意して、買取を依頼する前に、この業者はどんな商品を高く買取るかを知っておくと良いでしょう。
例えばフィギュアやプラモデルは価値がわからない業者だと安くされてしまいますが、フィギュア専門の買取業者であれば、既に販売は中止しているもののファンには根強い人気がある商品を見分けることもできるので、買取価格が高くなります。
すべての商品を同じ業者に依頼するのではなく、商品ごとにいくつかの業者を分けるのも高く買取ってもらう方法です。
会社の倉庫の中で眠っている在庫を処分するのは、簡単ではありません。
在庫の量が少なければセールで売りさばくこともできますが、大量の在庫が残っている時には、まだ価値がある間に在庫買取業者に依頼して引き取ってもらうようにしましょう。
お見積りは無料で対応しておりますので、お気軽にご相談ください。