独自のネットワークにより、豊富な販売経路から再販売先をご提案致します。 国内販路、海外販路、ネット販売、実店舗販売を行っております。 お客様のご希望に合わせて、再販売先の提案をしております。
株式会社pinetree
10:00~18:00

アパレルメーカーからの買取依頼~展示会サンプル・返品

 

今回のご依頼はアパレルメーカー様からです。
展示会サンプルに加えて、卸先の不良返品も併せての買取依頼でした。

展示会サンプル

アパレルメーカーは定期的に展示会を行います。
アパレルは季節商品なので、春夏・秋冬などで新商品のお披露目会を催します。
これが、アパレル展示会です。

この展示会でバイヤーから商品の受注をもらうのですが、このときに利用するのがサンプルです。
このサンプルは展示会用に製作するので、通常は展示会後は使用しません。
通常の商品ですと、製品タグや洗濯ネームが付いていますが、このサンプルは販売目的ではなく、あくまで展示会用なのでタグやネームを付けずに製作するケースが多いです。
タグやネームが無い商品は一般には販売ができないので、この展示会サンプルが消費できずに毎回溜まっていることがほとんどです。
展示会は一般的に年に数回行います。
アパレルメーカーの新商品も年間でかなりの数が開発されるので、そのまま放置しているとサンプルだけでも膨大な数量になってしまいます。

展示会サンプルの買取時にはよくある話ですが、過去◯年分の展示会サンプルが倉庫に溜まっていて、商品仕分けやサイズ仕分けが出来ていない…展示会後に箱に詰めてそのまま…
こういったケースが多いです。
検品もできていない、数量もよくわからない…。かといって、検品のために人員は裂きたくない…。
この状態でも買取の査定をしていただけますか?とよくお問い合わせをいただきます。
弊社では、査定の際に検品・検数も行っておりますので、お客様は商品をそのままお送りくださればOKです。

不良返品

小売店とアパレルメーカーの取引には、『委託』『消化』と呼ばれる取引があります。
小売店側で売れ残り、在庫となった商品はメーカーに返品が可能です。
小売店側で在庫を計上しないで済むので、最近ではほぼこの取引方法です。
ですが、メーカーはあくまでメーカーなので、独自販路を有していない企業ばかりです。
販路があったとしても返品分をすべて消化するのは非常に難しいです。
自社で販売ができない商品を在庫として多数抱えてしまうので、メーカー様にとって頭の痛い問題です。

では、この在庫商品をどのように処分するのか?
一般的には、セール販売在庫処分業者への依頼廃棄処分を選択されます。
2018年に大きな話題となりましたが、英大手のバーバリーが衣料品や香水などの在庫品を焼却処分していました。
ブランド毀損を恐れて廃棄を選択した結果、環境に配慮していないと大きな批判を招きました。
ですが、ブランドにとって一番恐れていることはブランド価値の低下です。
廃棄コストをかけてでもブランド価値を守ろうとする企業が多いのが現実です。

弊社は在庫処分業ですが、お客様からお預かりした商品を適切な形で適正に再販売しております。
ブランド毀損を招かないために、販売経路の指定(ネット・海外など)・タグカット/付け替え・パッケージ変更などの対応を行っております。

今回のお取引

今回お問い合わせいただいた内容としては、展示会サンプルと小売店に卸していた商品の不良返品を買取してほしいというものでした。
上記にもあるように展示会サンプルは一般への販売が難しく、展示会後にダンボールに詰めて倉庫にしまっていたそうです。
サンプルの数量、種類も把握が出来ていないとのお話でした。

また、不良返品分に関しても、数量と種類の正確な把握は出来ていませんでした。
この不良返品は毎月若干数あったそうですが、在庫が増えてしまい倉庫のスペースを圧迫していました。
これまでは卸先で少しづつ消化していたそうですが、その消化が間に合わなくなったため、一括処分をご希望でした。

買取希望の在庫品を一括で送っていただき、弊社で検品・検数を行いました。
お客様との打ち合わせで海外で販売を行うということでご了承いただきました。
約2000点を単価250円で買取しました。