今回はバングラデシュのアパレル工場からの在庫処分依頼をご紹介します。
バングラデシュは、衣類の輸出に関して『世界の工場』と呼ばれるほど盛んです。
世界的に有名なブランドがバングラデシュの工場に衣料品の発注を行っています。
今回の在庫商品はヨーロッパ向けのTシャツ、25000点でした。
納期遅れのため取引キャンセルとなってしまった商品です。
他社に販売もできず、保管場所にも困り、なんとか処分をしようとしていたところ、ネットで弊社サイトを見つけ連絡をいただきました。
サンプルをお借りできたので、日本に送っていただき見積もりしました。
1枚あたりFOB(注1)120円での買取でした。
製造コストが販売価格を割って赤字となってしまいましたが、在庫として置いておくことで商品の品質は低下していきます。
加えて、保管スペースの確保にコストがかかっていたため、そのコスト負担が減らせるということで取引価格に満足してお取引いただけました。
*1 FOBとは(Free on Board)
日本語に訳すと、本船渡し条件と言います。
貿易取引で、船積み貨物の引き渡しで使われる取引条件のことです。
輸入する側(買い手)の指定した船に商品を積み込むまでの梱包・検査・通関費などを輸出側(売り手)が負担し、その後の運賃・保険料・輸入関税などは買い手が負担する取引条件です。
弊社からお伺いするのはこの3点だけです。
なぜキャンセルとなったかを確認するのは、再販経路を決めるためにも重要です。
納期遅れや色差など商品自体にまったく問題が無いというケースもあれば、不良品・B品で検品をクリアできなかった場合もあります。
それぞれのケースで再販売先は変わってきます。
なるべく高値で取引を行うためにも、キャンセル理由は毎回お伺いしております。
商品の種類、サイズ、数量などがわかる明細があれば、見積もりにかかる時間を大きく削減できます。
もちろん明細が無い場合もお取引は可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
サンプルをお借りできれば、見積もりがより早く正確になります。
可能な限りご協力いただけると幸いです。